建物仕上げの経年劣化に対し維持安全や改修に対してニーズが高まってきています。外装仕上材に要求される機能は色々ありますが、一番重要なのは安全機能です。
経年劣化したタイル外壁の改修工事を考える場合は、剥落危険の回避、環境との調和、美観と機能の向上を重点に置き、維持安全や改修をしていきましょう。
ボンド カーボピンネット工法は、外壁タイル・モルタルのはく落を防止し、補強するシステムです。繊維ネットとカーボンファイバー含有ポリマーセメントで壁面を一体化し、さらにステンレスアンカーピンで躯体に強固に固定することで、新規仕上げとして各種塗装はもちろんタイル貼りも可能な下地を提供します。
塗装仕上げ
タイル貼り仕上げ
◎建設省(現国土交通省)技術評価認定工法(建技評第96106号)
◎都市再生機構(旧都市基盤整備公団)認定工法
◎技術審査証明取得工法(BCJ-審査証明27)
◎第三者賠償責任保険付き(工事完了後)
ボンドカーボピンネット工法は、壁面全体を繊維ネットと炭素繊維配合ポリマーセメント材で補強・一体化し、さらにステンレスアンカーピンでコンクリート躯体に固定することにより、将来に渡って仕上材のはく落を防止するとともに、新規仕上げに好適な下地を提供する外壁リニューアルシステムです。ボンドカーボピンネット工法は以下の3つのプロセスから構成されます。
1)既存仕上げ層表面にプライマーとして1液型弾力性エポキシ樹脂を塗布後、炭素繊維配合ポリマーセメント材を塗付け、ビニロン三軸ネットを貼付けます。
2)ネットの上から側壁は4本/m2、バラペット天端は6本/m2の注入口付ステンレスアンカーピンをコンクリート躯体に打ち込み、エポキシ樹脂を注入します。
3)さらに炭素繊維配合ポリマーセメント材で被覆して強固な改修層を形成します。これらのプロセスにより、劣化した既存外壁の一体化およびコンクリート躯体への固定がなされ、強固な新規仕上げ用下地が完成します。なお、新規仕上げとしては、塗装及びタイル貼りが適用可能です。
新規仕上げとしてタイル貼りも可能です
強執な繊維ネットを使用します
CPアンカーピンNで固定します
拡張子とエポキシ樹脂を併用して固定するため、引抜き耐力、せん断耐力に優れます。透湿性を有します
認定技術者による施工体制
工法フローチャート
施工手順
下地表面処理
プライマー塗布
中塗り(1回目)
VMネット貼付け
アンカーピン固着
中塗り(2回目)
下地表面処理
プライマー塗布
中塗り(1回目)
VMネット貼付け
アンカーピン固着
中塗り(2回目)